【マラドーナvsメッシ】どちらがより偉大?2人の凄さを比較

 

「マラドーナとメッシは、どちらがより凄い選手なのか」

この問いは世界中のサッカーファンだけでなく、評論家やスポーツ記者、さらにはアルゼンチン大統領までを巻き込んでおり、まさに世代を超えた議論です。

マラドーナとメッシはどちらもアルゼンチン出身であるほか、小柄な体格、ドリブルのうまさ、FCバルセロナへの所属経験など共通点が多いため、よく比較されてきました。しかしながら、両選手の凄さを比較することは非常に難しいことも事実。

そこで今回は、マラドーナとメッシを5つの観点で比較しながら、両選手の凄さや違いを考察します。

また、両選手を比較することがなぜ難しいのか、その理由についても解説します。

 


マラドーナとメッシのを5つの観点で比較

マラドーナ・メッシそれぞれの凄さについて、次の5つの観点で比べてみましょう。

国内タイトル獲得数 

マラドーナ  リオネル・メッシ
【ボカ・ジュニアーズ時代】
アルゼンチン・リーグ : 1回

【FCバルセロナ時代】
コパ・デル・レイ : 1回
コパ・デ・ラ・リーガ : 1回
スーペルコパ・デ・エスパーニャ : 1回

【SSCナポリ時代】
グエリン・ドーロ : 1回
コッパ・イタリア : 1回
セリエA : 2回
スーペルコッパ・イタリアーナ : 1回

合計9回
【FCバルセロナ時代】
プリメーラ・ディビシオン:10回
コパ・デル・レイ:7回
スーペルコパ・デ・エスパーニャ:8回

【PSG時代】
リーグ・アン:2回
トロフェ・デ・シャンピオン:1回

【インテル・マイアミ時代】
リーグスカップ:1回

合計29回

※2024年3月末時点

ヨーロッパタイトル獲得数 

マラドーナ リオネル・メッシ
UEFAカップ : 1回 UEFAチャンピオンズリーグ:4回
UEFAスーパーカップ:3回
合計7回

 ※2024年3月末時点

ワールドカップ出場回数、優勝回数 

マラドーナ リオネル・メッシ 
出場4回、優勝1回 出場5回、優勝1回

 ※2024年3月末時点

得点数(通算)

マラドーナ  リオネル・メッシ 
307点 821点

 ※2024年3月末時点

個人タイトル獲得数

マラドーナ  リオネル・メッシ
セリエA得点王:1回
イタリア・カップ得点王:1回
バロンドール:8回
FIFA最優秀選手:1回
UEFA欧州最優秀選手賞:2回
他多数

 ※2024年3月末時点

 

5項目すべてにおいて、メッシがマラドーナ以上の成績・実績を残しています。

とくに長年にわたり「マラドーナにあってメッシにないもの」と指摘されていたのが、ワールドカップの優勝経験。

しかし、メッシは2022年のカタール杯で見事に優勝を達成し、マラドーナに並ぶ「優勝経験1回」の実績を手にしました。

 

マラドーナとメッシの比較が難しい理由

数字だけを比べると、マラドーナよりもメッシの方が優れているように思えます。

しかし、もしも「数字で勝る選手の方が凄い」のであれば、マラドーナとメッシの比較論争はここまで白熱していません。

つまりマラドーナとメッシは、両者の数字だけを判断材料にして論じられる対象ではないのです。

ここでは、マラドーナとメッシの比較が難しい主な理由を3つ紹介します。

 

1.ポジションが違う

マラドーナもメッシも、卓越したスキルで他を圧倒するファンタジスタに違いありません。

しかし、厳密に言えばマラドーナはミッドフィールダーであるのに対して、メッシはフォワード(右サイドウィング)の選手です。

ポジションが違えば、求められるプレーも必然的に異なるため、「ゴール数が多いからメッシの方がすごい」とは断言できません。

 

2.時代背景が違う

記事前半では「メッシは2022年のワールドカップで優勝して、成績面でマラドーナと肩を並べた」と説明しました。

しかし、両者がワールドカップを優勝した背景は大きく異なります。

マラドーナ率いるアルゼンチン代表がワールドカップで優勝したのは、1986年のメキシコ杯。

当時のアルゼンチン代表は世界的に見て、決して前評判の良いチームではありませんでした。

また、アルゼンチンは1982年から1983年にかけて起きたフォークランド紛争で、イギリスにマルビナス諸島を奪われます。

そのような状況で1986年のワールドカップを迎えたアルゼンチン代表は、フォークランド紛争で因縁の残るイングランド代表と準々決勝で激突。

この試合ではマラドーナが、「神の手」と評されるミラクルゴールに加え、ディフェンス5人抜きシュートも決めて、2-1でイングランドを下します。

アルゼンチン代表は勢いそのままに大会を制し、マラドーナは国民からカリスマ的な人気を集めました。

一方、メッシがプレーする現代は、トレーニング理論から選手全体の技術、ピッチのコンディション、ボールやスパイク、判定方法にいたるまで、マラドーナの時代とは比べものになりません。

もしも1986年のサッカー界にVAR判定技術があれば、マラドーナの「神の手」も起こらなかったでしょう。

プロデビューから20年以上経つ今もなお、並みいるスター選手を相手に輝かしい戦績を残し続けるメッシの功績は計り知れません。

このように、両者を取り巻く時代背景は大きく異なるため、それぞれの偉大さを公平に比較することは極めて困難なのです。

 

3.キャラクターが違う 

 マラドーナといえば、「ボールは全部自分によこせ」と言わんばかりの強気なワンマンプレーが特徴。

ピッチ外でも、別荘に押しかけた記者陣に空気銃を乱射したり、コカイン所持で逮捕されたりと、なにかとお騒がせな人間でした。

一方のメッシは、神がかったプレーもさることながら、ピッチ内外での聖人君子っぷりも人気の秘訣。

さらにユニセフ親善大使としてチャリティー活動にも力をいれており、サッカー以外での社会貢献度も計り知れません。

これだけ対照的な性格を持つ両選手なので、サッカーファンの間でも当然好き嫌いが分かれます。

 

【マラドーナvsメッシ】結論

マラドーナとメッシは、どちらがより偉大な選手なのか。

その答えは、「何を基準に比べるのか」によって大きく異なります。

満場一致の答えは存在しない問いですが、そんな問いを議論するのもまたサッカーの醍醐味といえるでしょう。

 

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