佐々木朗希の年俸はいくら?ドジャースでの契約内容を解説

佐々木朗希の年俸について調べると、「78万ドル」「650万ドル」といった金額が出てきます。しかし、この2つは意味が異なります。

78万ドルは2026年のMLB最低年俸です。一方、650万ドルは佐々木がドジャースと契約した際の契約ボーナスで、年俸とは別に扱われます。

さらに、佐々木朗希の契約には、一般に「25歳未満ルール」と呼ばれるMLBの国際契約制度も関係しています。

本記事では、佐々木朗希の年俸を考えるうえで押さえておきたい契約内容や制度、大谷翔平・山本由伸との違い、今後の年俸が変わるポイントを整理します。

佐々木朗希の現在の年俸はいくら?ドジャース契約内容を解説

佐々木朗希の年俸をみるときは、本人の年俸とMLBの最低年俸、契約ボーナスを分けて考えることが大切です。

まずは、2026年のMLB最低年俸を日本円にすると、どのくらいになるのかをみていきましょう。

佐々木朗希の年俸は?2026年のMLB最低年俸を日本円で紹介

2026年のMLB最低年俸は78万ドルです。

2026年9月11日の為替レート(1ドル=154.59円)で計算すると、日本円では約1億2,058万円です。

項目 金額・内容
2026年のMLB最低年俸 78万ドル
換算レート 1ドル=154.59円
日本円での参考額 約1億2,058万円

ただし、ここでいう78万ドルは佐々木朗希本人の個別年俸を示す数字ではなく、2026年のMLB最低年俸です。

MLBでは、年俸調停前の選手に対して、球団が最低年俸を上回る給与を設定することもできます。

そのため、78万ドルを佐々木朗希本人の2026年の年俸額と断定するのではなく、MLBで適用される最低年俸の基準としてみるのが適切です。

ドジャースとの契約金はいくら?年俸との違いを解説

MLB公式の国際契約選手一覧によると、佐々木朗希がドジャースと契約した際の契約ボーナスは650万ドルです。

この650万ドルは年間の年俸ではありません。MLBでは、給与と契約ボーナスは別の項目として扱われています。

項目 内容
契約ボーナス 650万ドル
年俸 契約ボーナスとは別
ポスティングに伴う譲渡金 選手本人の年俸とは別

つまり、「佐々木朗希の契約金が650万ドル」とする場合も、より正確には「契約ボーナスが650万ドル」ということになります。

また、ポスティング制度を利用した際に日本球団へ支払われる譲渡金も、選手本人が受け取る年俸とは異なります。

「年俸」「契約ボーナス」「譲渡金」を分けて考えると、ドジャースとの契約内容を理解しやすくなります。

佐々木朗希の契約額に影響した「25歳未満ルール」とは?

佐々木朗希の契約額が低くみえる理由を知るには、MLB独自の契約制度を確認する必要があります。

特にポイントとなるのが、契約時の年齢とプロ経験です。

実力に対して契約額が低くみえる理由

佐々木朗希の年俸を考えるうえで重要なのが、MLBでの契約上の立場です。

MLBでは、年俸調停に必要なサービスタイムを満たしていない選手について、球団が翌年の契約を更新できる仕組みがあります。

選手側も年俸について交渉できますが、合意に至らない場合、球団はMLBの最低年俸やCBA(労使協定)上の減額制限などに従って給与額を定め、契約を更新できます。

一方で、球団が最低年俸を上回る給与を設定することもできます。

そのため、年俸の金額だけをみて選手の評価そのものと結びつけるのではなく、どの契約制度の対象になっているのかも、あわせてみる必要があります。

佐々木朗希の場合は、MLB入りした際の国際契約制度も大きなポイントです。

25歳未満ルールで契約額が制限される仕組み

一般に「25歳未満ルール」と呼ばれていますが、実際には年齢だけで決まる制度ではありません。

MLBの国際ボーナスプール規制の対象外となるには、次の2つの条件を満たす必要があります。

①25歳以上である
②MLBが認める海外リーグで6シーズン以上のプロ経験がある

佐々木朗希はドジャースとの契約時に23歳でした。

そのため、「25歳以上」という条件を満たしておらず、国際契約のボーナスプール規制の対象となりました。

このボーナスプールは、1人の選手に対して上限額が決められている仕組みではありません。球団全体に契約可能な枠が割り当てられます。

2025年のドジャースに当初割り当てられたボーナスプールは514万6,200ドルでした。

さらに、トレードによって当初のプール額の60%まで追加枠を取得できます。

そのため、514万6,200ドルが佐々木朗希個人の契約上限だったわけではありません。

実際、佐々木朗希の契約ボーナスは650万ドルとなっています。

大谷翔平・山本由伸と佐々木朗希の契約条件の違い

佐々木朗希の契約を理解するうえで参考になるのが、大谷翔平山本由伸との違いです。

3人はMLB入りやドジャースとの契約時点で、年齢やプロ経験が異なります。

選手 契約時の主な条件
佐々木朗希 契約時23歳。ドジャースとマイナー契約、契約ボーナス650万ドル
大谷翔平 23歳でMLB移籍時、契約ボーナス231万5,000ドル
山本由伸 ドジャース契約時25歳、オリックスで7シーズンを経験し12年契約

大谷翔平も23歳でMLBへ移籍した際は大型FA契約ではなく、エンゼルスとの契約ボーナスは231万5,000ドルでした。

その後、2023年にドジャースと10年契約を結んだ時点では、すでにエンゼルスで6シーズンを終えています。

最初にMLBへ移籍したときと、ドジャースと契約したときでは立場が異なります。

一方、山本由伸はドジャースとの契約時に25歳で、オリックスで7シーズンのプロ経験がありました。

国際ボーナスプールの対象外となる条件である「25歳以上」と「海外プロリーグで6シーズン以上」の両方を満たしていたため、契約時23歳だった佐々木朗希とは制度上の条件が異なります。

3人の契約を比べるときは、金額だけでなく、契約時の年齢やプロ経験をみることもポイントです。

佐々木朗希の年俸推移と今後いつ上がるのかを解説

佐々木朗希は2020年にロッテへ入団し、2024年まで在籍した後、ポスティング制度を利用してドジャースへ移籍しました。

ここからは、移籍までの流れと、今後の年俸を考えるうえで重要な年俸調停制度をみていきます。

ロッテ時代からドジャース移籍までの契約の変化

ロッテ時代からドジャース移籍までの流れをみると、2024年から2025年にかけて所属や契約上の立場が大きく変わっています。

主な動きは次のとおりです。

時期 主な動き
2024年11月 ロッテがポスティングによるMLB移籍を認めると発表
2024年12月 MLB球団との交渉期間が開始
2025年1月 ドジャースとマイナー契約
2025年3月 MLB契約が選択され、MLBロースター入り
2026年9月13日時点 ドジャース所属

佐々木朗希は2020年にロッテへ入団し、2024年まで在籍した後、同年11月に球団がポスティングによるMLB移籍を認めると発表しました。

12月にはMLB球団との交渉期間が始まり、2025年1月にドジャースと契約しています。

ドジャース加入時には650万ドルの契約ボーナスを受けていますが、これは年俸とは別のものです。

ロッテ時代からMLB移籍後までをみる際は、所属の変化だけでなく、給与と契約ボーナスを分けて整理すると分かりやすくなります。

佐々木朗希の年俸はいつ上がる?今後の予想

今後の年俸を考えるうえで、一つの節目となるのが年俸調停です。

現行制度では、原則としてMLBサービスタイムが3年以上6年未満になると、年俸調停の資格を得ます。

ただし、2年以上3年未満でも条件を満たせば「Super Two」として年俸調停の対象になる場合があります。

条件は、直前シーズンに86日以上のサービスタイムがあり、対象選手の中でサービスタイム上位22%に入ることです。

MLBでは、1年分のサービスタイムを172日として扱います。

そのため、現行制度が続くのであれば、サービスタイム3年が通常の年俸調停の節目になります。

ただし、年俸調停の前でも球団が年俸を引き上げることは可能です。

一方で、Super Twoの条件を満たせば、通常より早く調停資格を得るケースもあります。

さらに、現在のMLB労使協定は2026年12月1日に期限を迎えます。

2027年以降も現在と同じ制度が続くとは限りません。

佐々木朗希の今後の年俸をみる際は、本人の契約状況に加えて、新しい労使協定で年俸調停制度がどうなるのかも確認しておきたいポイントです。


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